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第109話・泥棒兎と刑事亀

第1回・上清水一三六賞 開催要項発表

第4回恋文祭り開催中

「待てーっ! 泥棒っ!」
と言われて、おとなしく待つ泥棒はいない。
しかし、俊足で知られる泥棒の私と、
ドジでのろまで堀ちえみな亀の刑事では、
ハンデが大きすぎる。
そこで私は、一服しながら亀刑事を待ってやることにした。

「待てーっ!」
おう、来た来た。のろまな亀が。
しかし、まだ追いつかれるまで時間がありそうだ。
ひと眠りしよう。

……目を覚ますと、いつの間にか、私を追い抜いた亀が
前方をのそのそと歩いていく。

うっかり長く眠りすぎて、追い抜かれてしまったようだ。

亀はどんどん先へ行く。

「亀さんよ。君の勝ちだ……これが競走ならね」

私は、来た道を引き返し、途中から横道にそれて
そのまま警察の手が届かない海の向こうの国へと
高飛びしたのだった。
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by osarudon1 | 2004-09-15 19:01