第120話・天獄の男



腐葉土を敷き詰めた床の上、
仰向けに横たわった俺は天井の星の数をかぞえる。
いつも、108までかぞえたあたりで、
睡魔が襲い掛かり、眠りの底に落ちる。
だから、星が全部でいくつあるのか、
この部屋に越してきて3年が経った今も、
不明のままなのだ。

天井の星の数は、
俺がこれまでに殺してきた人間の数と同じ。

つまり何人殺したのかも不明というわけだ。

俺は馬鹿だなあ。
本当に馬鹿だなあ。
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by osarudon1 | 2004-10-14 18:29