第138話・雪の清香島

「寒い国へと帰ってきたスパイ」雪のリレー12番よりタスキ



伊豆沖にある清香島に、雪が降ることはめったになかったが、
今朝は17年ぶりに2センチほどの積雪を記録した。

死体が発見された現場は、島に1件だけあるホテルの中庭。

小学校の運動場ほどの広さがある中庭の、ちょうど中心あたりで、
30代前半ぐらいの女性が、後頭部からおびただしい量の血を流して、
うつぶせになって死んでいた。

他殺であることは濃厚なのだが、問題となったのは雪上の足跡である。

雪。

死体。

足跡。

ミステリィのお約束ともいうべき状況を呈している。

しかし、お約束なのはそこまで。

この足跡は異常だ。

死体周囲の雪上には、なんと形がそれぞれ全く異なる、
100人分の足跡がくっきりと残されていたのだ。

雪が降り始めたのは昨夜10時半ごろのこと。

当然、足跡もそれ以降から今朝にかけて残されたわけだ。

しかし、昨夜の段階で、清香島に滞在していた人間は、
被害者、ホテルの従業員、宿泊客、島の住人、それらを
全部合わせてもせいぜい半分の50人程度。


海が荒れて定期便は欠航になっていたため、
本土から清香島へ船が出された形跡はない。

100人の足跡は、いったい誰のものなのか???


解決編はCMの後で!

(CM)

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企画元: Rosslyn Papers http://rosslynva.exblog.jp/
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解決編


犯人は、























清香島に生息する、50種類の違う靴を履いた伝説の大ムカデだった。







百足蛇足の帳尻合わせ*
100足の足跡は、ムカデの分が50足と人間50人分。
人間の足跡は、被害者のものと死体発見者および島中から集まった野次馬の分。

ムカデって本当は足100本もないですよねぇ……ま、伝説の大ムカデってことで(逃)。
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by osarudon1 | 2005-03-12 09:09