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第142話・打ち寄せる波が消し去る芸術

まだ遊泳の季節には少し早い、5月の初旬。

人けもほとんどない海水浴場。

波打ち際で、作家・張退作の弟であり、自称・芸術家の張堕作が
背中にサバイバルナイフが刺さった状態でうつぶせに倒れていた。

張堕作は既に事切れていたが、散歩中に通りがかった第一発見者の
話では、発見時にはまだ息があり、かすれぎみの声でこうつぶやいたらしい。

「それぞれの小ぎれいな砂の芸術」と。

これはダイイングメッセージなのか?

死体の周囲には、かなりの範囲にわたって、砂に絵が描かれていた。

もちろん波が打ち寄せた部分は、既に洗われて絵が消えかけている。

絵といっても、非常に抽象的な幾何学模様のようなもので、
それが芸術なのか、子供の落書きと大差ないのか、素人には
判断しかねるものであった。

* * * * * * * * * * * * * * * * *

「この模様自体が、何か犯人を暗示するものなのでしょうか、警部?」

「だとしたら、芸術音痴の我々にはお手上げだな。それよりも気になるのは
 被害者の最期の言葉だ」

「それぞれの小ぎれいな砂の芸術、というやつですね? でも、その言葉は
 死体の周囲に残されていた模様を指しているのではないですか?」

「結局、砂の模様の謎を解かなければならないということか。やっかいだな」

「こうなったら、どんな難事件もたちどころに解決してくれる、あの人を呼びましょう」

「おお、名探偵Xだな!」

* * * * * * * * * * * * * * * * * 

「金原警部、私におまかせください。これは実に簡単な事件です」

「さすがは名探偵X! たのもしい限りです」

「謎を解く鍵は、やはりダイイングメッセージにありますね」

「しかし、その意味がわからんのです」

「第一発見者はどんな方なのですか?」

「この近くでサーフボードショップを経営している男性です。昨年夏に、
 オープンしたばかりの店だそうですよ。なんでも、本人も筋金入りの
 サーファーで、長年ハワイで暮らしており、帰国してからサーファー向けの
 店を始めたと言っていました」

「ハワイで暮らしていた……それでは、その男性は英語が話せるのかな?」

「ああ、まあ話せるんでしょうねぇ。それがどうかしましたか?」

「謎は解けました。被害者は、英語でダイイングメッセージを口にしたのです。
 それを発見者の男性は、親切にも日本語に翻訳して警察に伝えたのですよ」

「ええ?! 元は英語だったんですか?」

「そうです。それぞれの小ぎれいな砂の芸術。これは元々、英語だった。
 each neat sand art。間違いないですよ」

「each neat sand art?」

「そう。イーチ・ニート・サンド・アート」

「いーち・にーと・さんど・あーと」

「いーち・にー・さん・どぁー、と」








「1!」








「2!!」








「3!!!」











「ダァァァァーーーーーーーッ!!!!」





犯人は春一番だった。


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(*´∀`)イノキボンバイ~馬鹿になれ夢をもて~祭り!参加要項(´∀`*)

え~・・・・・・・。

世界の至宝!アントニオ猪木のあまりにも有名なこの言葉っ!!



1!2!3!ダァーー!



でありますがっ!
まあ、通常は大きな大会の〆とか試合が終わった際とかに使用されます。
いや、でも、この言葉の可能性は無限大であります。
皆さんもこの言葉に至るまでの過程を創造しぃぃ!!
個性あふれる!オリジナルの1!2!3!ダァーーーー!
を紡ぎだしてみませんかっぅ!!

あなたの!1!2!3!ダァーーー!が世界を変えるっ!!

え~・・・・。

期間は1週間(〆切4月18日13時)または20トラバ?

※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

企画元:鰹(http://katuo0076.exblog.jp)
協賛?:上清水大先生!(http://kshimiz136.exblog.jp/)
    
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おおーしっ! まだまだいけるぞっ!
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by osarudon1 | 2005-04-14 12:17