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第194話・消えた城

眠りに就く前に、窓から湖のほうを眺めると、
そこには巨大な古城が、月光に照らされて、
湖面にその威風堂々たる姿を映していた。

目が覚めて、再び窓の外に目を向けると、
驚くべきことに、湖畔の古城は消失していた。
文字通り、影も形もなかったのだ。

次に目覚めたときには、今度は新しい城が、
古城のあった場所に築き上げられていた。

巨大建築物の消失。そして出現。
そのトリックは、過去にも古今東西の名作ミステリィで
数え切れないくらいに取り上げられている。

しかし、私にとっては不思議な現象でもなんでもなかった。

私は一度寝ると、最低50年は目覚めないからね。
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by osarudon1 | 2005-11-18 20:14