第195話・僕らの瞳に映る色

「おー、雲ひとつない青空だなー」

「青くねえよ。真っ赤だよ」

「今、通り過ぎた黄色いスポーツカー、派手な色だよな」

「真っ黒だったけどな」

「このジュース、毒々しい色じゃん。ほとんどショッキングピンク」

「いや、限りなく透明に近いブルー」

************************

色覚の障害をトリックに用いたミステリィは、もはや古い。

この物語は、遠く離れた2地点にいる2人が、
チャットで交わしている会話だった。
[PR]
by osarudon1 | 2005-11-18 20:26