「ほっ」と。キャンペーン

第6話・新郷土文化創生プロジェクト

我らがふるさとに、21世紀の新しい文化を!
そんな自治体プロジェクトの一環として、プロの作詞家・作曲家の先生に
依頼して出来上がったのが「ふるさと村のわらべうた」という歌だ。
「この歌を、50年、100年と歌い継いでいきましょう!」
完成披露会の席上で、村長が威勢良く宣言した。
新たに作られたわらべうたは、郷愁をそそるメロディに、
10番まである数え歌形式の歌詞がつけられている。
過疎化が進む村の、かすかな希望。
しかし、このわらべうたが村人の間に定着する頃には、
おそらく10人が奇妙な見立て装飾を施された死体となって
発見されるだろう。

過疎化はさらに進行する。
[PR]
by osarudon1 | 2004-05-13 11:35