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第31話・読者が犯人

〝読者が犯人〟という趣向を売りにしたミステリィは、
これまでにもいくつか存在した。
しかし、その多くが、なんだかはぐらかされたような
オチばかり。

作品中に出版物が登場し、
その本を読んだ登場人物が犯人。

不特定多数の日本国民に責任があり、
つまり本を読んでいる人にも罪がある。

そんな結末では、いくら読者が犯人だと言われても、
釈然としない。
そこで、私・上清水一三六は、このトリックに挑戦する。
物語の結末を迎えた瞬間、すべての読者は
自分が犯人だったと知って驚愕するであろう。
それでは、本編をどうぞ。


『あなたが殺した!』上清水一三六

1・あなたの目の前に凶悪なモンスターが出現。
  さて、どうする?
  銃で撃つ→2へ
  手榴弾を投げつける→3へ
  刀で切りつける→4へ
  握手を求める→6へ
2・モンスターは心臓から血を吹き上げながら、絶命した。→5へ

3・モンスターは頭を吹き飛ばされて、絶命した。→5へ

4・モンスターは体を真っ二つに分断され、絶命した。→5へ

5・あなたはモンスターを殺した。(END)

6・あなたは手首を食いちぎられた(END)
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by osarudon1 | 2004-06-15 18:16