第48話・張井呆太と腎臓の石



魔法探偵・張井呆太には、助手がいる。
ピーターパンに出てくるティンカーベルを
想像してもらえれば、一番イメージは近い。
背中に羽を持ち、いつも張井の周りを飛び回っている。
といっても、ティンカーベルのような妖精ではない。
頭に2本のツノがある、「鬼」だ。
羽を持って、いつも飛んでいる鬼、というわけで、
名前を「羽舞鬼」という。

羽舞鬼は、いつも困っている張井に助言を与えてくれる。
今回も彼女のひと言が、張井を苦しみから救ってくれたのだった。

張井の腎臓内に、謎の石があることが発覚。
それは非常に痛みを伴うもので、張井のもともと少ない魔力を
さらに低下させていた。
「何者かが、魔法を用いて僕の腎臓に石の魔物を送り込んだのだ!」
「まあ、それは大変。確か、石に効く魔法は水タイプのはずよ」
「水か! でも僕はハイドロポンプや水鉄砲なんていう魔法を
 使えないし……」
「とりあえず、3リットルぐらい水を飲めばいいんじゃない?」
「わかった」

このアドバイスのおかげで、
張井は石の痛みから解放された。
まあ、水系の魔法が石に強いということとは関係なしに、
腎臓結石の時に水を大量に摂取するというのは、
基本的な治療法なのだが。
[PR]
by osarudon1 | 2004-06-30 16:54