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by osarudon1

記録としての存在価値ならば、ある。

HMVのオンラインショップで、ときどき洋楽のシングルCDを買う。
昔に比べて、店頭には輸入CDシングルがあまり並ばなくなったので、
オンラインで注文しないと手に入らないものも多いのだ。
で、ちょっとわけあって検索をしていたら、「最近登録された商品」というページで、
とんでもないものを見つけてしまった。
いや、とんでもないと思ったのは私の個人的な理由によるもので、
ほとんどの人にとってはスルーするようなアイテムである。

何だったのかというと、それは、私が過去にやっていたユニットの、
10年以上前にインディーズで発売した3枚目のアルバムだったのだ。

確かに当時は、HMVやTOWERは好意的で、そのアルバムを
けっこうたくさん仕入れて店頭に置いてくれていたのだが、
その後、追加のオーダーなど全くなく、見かけることもなくなった。

他のアルバムはたまに中古で見るが、これはレア(笑)だぞ。

たぶん、仕入れて売れ残った分が倉庫を整理したら出てきたのだろう。
それで今ごろになってオンラインショップのカタログに載せたに違いない。

これ、今さら買う人いないだろ?
何のインフォメーションもないし。

でも、ちょっと嬉しかったです。
最近また音楽活動を始めたところで、昔のやつが思いがけず顔を出したのは、
なんか長く分断されていた時間がつながったみたいな気がして。

今やっている音楽とは基本的にジャンルが違うし、
中身も今となっては気恥ずかしい。
まあ、こんなことをやっていたのだ、という自分的記録としては、
作っておいてよかったなとも思う。

激短ミステリィも同じようなものかもしれない。
もうミステリィや創作は、やるなら他でやるけど、
過去作品のアーカイブは記録としては存在させておきたい。

KMMDは現在進行形のバンドだが、
やっぱりなんらかの記録は残しておきたいです。
10年後とかに引っぱり出してきて、何かを確認できるような。
いや、10年後もKMMDは続いているかもしれないけど(笑)。
by osarudon1 | 2008-01-21 21:08